御綱祭

御綱祭(みつなまつり)天蓋に吊り上げられていた藁蛇が降ろされ、神官全員が手をかけて大きく揺すります。里内の神々の名を読み上げ「今年の今月、今日の今時、神楽の斎庭(ゆいにわ)で神遊びしよう。」と大きく藁蛇をゆすります。「神がかり」のあったときは、この蛇に手をかけさせ、神さまの声を聞きます。

黒塚

黒塚(くろつか)「那須野が原」を通る旅人を騙しては殺してしまう狐の妖怪が主役の舞です。山伏である法印と強力(ごうりき)との掛け合いや、狐の化けた里の女とのやりとりは、不気味な雰囲気が漂います。また狐と神との対決は迫力があります。

八咫

八咫(やた)神話「八俣の大蛇」をテーマにした舞で、石見神楽では最もよく知られている演目です。娘を生贄に差し出す老夫婦の「別れの段」と、蛇と神による激しい「立ち廻りの段」との対比が楽しめます。